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シンクサイト社が世界初のAI駆動型細胞分析・分離装置「VisionSort™」を公開

シンクサイト株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:勝田 和一郎)は、本年2月25日から3月1日にかけてカリフォルニア州サンディエゴで開催されたSociety for Laboratory Automation and Screening(SLAS)会議において、新しい細胞分析・分離装置であるVisionSort™の販売開始を発表しました。本会議では、VisionSort™およびその基盤技術であるゴーストサイトメトリーが、それぞれベストニュープロダクト賞およびイノベーション賞のファイナリストに選定されました。

VisionSort™は、細胞の形態的特徴に基づいたAI駆動型の細胞分析技術であるゴーストサイトメトリーに加え、従来の蛍光フローサイトメトリーの機能を併せ持つ、初めてのセルソーターです。この両機能を駆使することで、形態的特徴と既知のマーカーを組み合わせた情報を基に細胞を分析するだけでなく、注目した細胞集団を、その遺伝子情報や機能を調べるために分離することもできます。

ゴーストサイトメトリー技術へのアクセスは、当社のEarly Access Programという形で昨年初めて発表されました。本プログラムには、細胞治療に関する研究開発、疾患プロファイリング、創薬等の領域において、バイオ医薬品業界の主要なパートナー企業や研究機関に参加いただいております。これらのうち一機関から、SLAS会議において、ゴーストサイトメトリーを用いた白血病患者由来細胞の新たな分類手法に関するデータが発表されました。

■ 本リリースに関するコメント

当社 最高事業責任者 Janette Phi

VisionSort™は、これまでの細胞分析・分離手法とは全く次元の異なる装置です。細胞形態のイメージングと従来の蛍光シグナル検出機能を組み合わせて得られたデータから、AIの力で隠れていたパターンを掘り起こすことによって、細胞の表現型と疾患の新たな関連性が見出されることが期待されます。

■ シンクサイト株式会社

シンクサイトは、東京大学及び大阪大学で生まれた先端技術を元に、ライフサイエンス及び医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業です。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体等の異分野技術を組み合わせて、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術を開発しています。この基盤技術を用いることで、新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬を実現させ、革新的な治療や診断に貢献することを目指しています。2019年6月には、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定されています。詳しくは、シンクサイトのウェブサイト(https://thinkcyte.com/)をご覧ください。

■ 会社概要

社 名  シンクサイト株式会社 ThinkCyte K.K.

所在地  東京都文京区本郷7-3-1

代表取締役 勝田 和一郎

設 立  2016年2月

URL https://thinkcyte.com/