AIを活用した先進的な細胞分析・ソーティング技術の開発を手がけるシンクサイト株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:勝田 和一郎)は、新たなクラウドベースのデータ解析プラットフォーム「MorphoScan Cloud(モルフォスキャン・クラウド)」の提供について発表しました。本発表は、2025年5月31日から6月4日まで米国コロラド州デンバーで開催されている「CYTO 2025(第38回国際サイトメトリー学会年次総会)」に合わせて行われました。
MorphoScan Cloudは、同社の主力製品である細胞形態分析・ソーティング装置「VisionSort」のユーザー体験をさらに広げることを目的に開発されたもので、安全なクラウドストレージと複数ユーザーによるアクセス機能を備え、分散した拠点間でデータの一元管理、共有、および解析が可能になります。
さらに、本プラットフォームには、複雑な細胞形態情報から、これまで見えなかった知見を引き出すための高度な解析ツール群が搭載されており、教師あり学習/教師なし学習のいずれの手法にも対応しています。深層学習を含む多様なAIアルゴリズムを活用することで、これまでにない視点から細胞表現型を探究できます。MorphoScan Cloudは、ハードウェアとソフトウェアの両面から細胞形態情報のプロファイリングの可能性を広げる、当社の取り組みの新たな一歩です。
■ 本リリースに関するコメント
代表取締役 勝田 和一郎
MorphoScan Cloudは、単なるクラウドストレージではありません。VisionSortがもたらす新しい形態情報に、AIの力とクラウドの利便性を融合することで、細胞研究におけるデータ活用に革新をもたらすものです。当社は、解析ワークフローの効率化を通じて新たな発見を加速化し、ライフサイエンス分野におけるさらなるイノベーションに貢献してまいります。
CYTO 2025の会期中、シンクサイトはブース(#627)にてMorphoScan Cloudのデモ展示を行っています。製品の詳細は以下のURLをご覧ください。
https://thinkcyte.com/mkt/morphoscan-cloud/
■ シンクサイト株式会社
シンクサイトは、東京大学及び大阪大学で生まれた先端技術を元に、ライフサイエンス及び医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業です。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体等の異分野技術を組み合わせて、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術を開発しています。この基盤技術を用いることで、新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬を実現させ、革新的な治療や診断に貢献することを目指しています。2019年6月には、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定されています。詳しくは、シンクサイトのウェブサイト(https://thinkcyte.com/)をご覧ください。
■ 会社概要
社 名 シンクサイト株式会社 ThinkCyte K.K.
所在地 東京都文京区本郷7-3-1
代表取締役 勝田 和一郎
設 立 2016年2月
URL https://thinkcyte.com/